不動産クラウドファンディングとソーシャルレンディングの違い

不動産クラウドファンディングと比較されるものとして、ソーシャルレンディング(融資・貸付型クラウドファンディング)があります。

不動産クラウドファンディングとソーシャルレンディングは、両方ともクラウドファンディングの商品にあたりますが、仕組みや法律上の違いがあります。

不動産クラウドファンディング ソーシャルレンディング
運営方法 不動産特定共同事業法 貸金業法
収益の内容 不動産運用での賃料や売却収入で投資家への分配 貸金での金利収入
仕組み 単純で分かりやすい 複雑で貸付先の詳細が分かりづらい

ソーシャルレンディングより、不動産クラウドファンディングがオススメで、今後は不動産クラウドファンディングへの流れが加速すると予想されます。

不動産クラウドファンディングは仕組みが単純で分かりやすい

最大の違いは、ソーシャルレンディングは仕組みが複雑で貸付先の詳細が分からない場合が多く、これが原因で事故が起こったこともありました。

ソーシャルレンディングの仕組み

一方、不動産クラウドファンディングは仕組みが単純で分かりやすく、運用する不動産も多くの情報が開示されているため、透明性が高いです。

事前に色々な情報がわかることで、投資家は充分に分析でき、納得したうえで投資することができます。

収益の内容が違う

ソーシャルレンディングは貸金での金利収入、不動産クラウドファンディングは不動産運用での賃料や売却収入で投資家への分配を行います。

つまり投資して得られる収益の内容が異なります。

関連する法律が違う

ソーシャルレンディングは「融資(貸付)型クラウドファンディング」とも呼ばれ、貸金業法に基づき運営されます。

一方、不動産クラウドファンディングは不動産特定共同事業法に基づいて運営されます。

リスク対策の違い

投資をおこなう際、どの商品でもリスクを考えることは重要なことです。

ファンドの運用がうまくいかなかった場合、ソーシャルレンディングは貸付先から返済がストップします。

この状況を債務不履行(デフォルト)と言い、事業者は担保権を行使し、資金の回収作業をしますが担保の売却などに時間がかかり、投資家の出資元本が大きく棄損する場合があります。

不動産クラウドファンディングは、不動産の運用や売却がうまくいかなかった場合でも、事業者が不動産を直接所有しているので、短時間で柔軟に対応することができ、投資家の損失を軽減する対策も取られています。

おすすめの不動産クラウドファンディングの事業者。リスクを軽減する仕組みがある

不動産クラウドファンディングは新しい投資商品

このようにクラウドファンディングでの資金調達という点では同じですが、仕組みやリスク対策に大きな違いがあり、今後はソーシャルレンディングから不動産クラウドファンディングへの流れが加速すると予測されます。

おすすめの不動産クラウドファンディングの事業者。社会的な信頼性が高い

不動産クラウドファンディングは透明性が高く、安心して投資できるように投資家を保護する仕組みも整備された新しい投資商品と言えます。


最後にもう一度、比較表を掲載します。

不動産クラウドファンディング ソーシャルレンディング
運営方法 不動産特定共同事業法 貸金業法
収益の内容 不動産運用での賃料や売却収入で投資家への分配 貸金での金利収入
仕組み 単純で分かりやすい 複雑で貸付先の詳細が分かりづらい