不動産クラウドファンディングの質問集

初心者の質問

不動産投資がはじめての初心者からいただいた質問をこちらにまとめました。

同じく不動産クラウドファンディングをはじめてみようと思う方の参考になると思います。


不動産クラウドファンディングの質問

不動産クラウドファンディングやトチクモへの質問とその返答です。

投資のリスクはどれくらいですか?

投資には元本割れや分配金が得られないリスクがあります。
プロジェクトの信頼性や運用実績を確認し、自分のリスク許容度に合わせた投資を検討しましょう。

最低投資額はいくらですか?

事業者によって異なりますが、一般的には1万円から10万円程度の範囲で投資が可能です。
初心者は少額から始めることがおすすめです。

投資先を選ぶポイントは何ですか?

プロジェクトの信頼性や運用実績、リターン(利回り)が高いか、適切なリスク管理がされているかなどを考慮して投資先を選ぶことが大切です。

不動産クラウドファンディングのメリットは何ですか?

少額から始められることや、専門知識がなくても投資できることがメリットです。
また、不動産投資のリターンを手軽に得られることも魅力です。

投資期間はどれくらいですか?

投資期間はプロジェクトごとに異なりますが、一般的には半年から数年程度です。
自分の投資目的や資金計画に合わせて期間を選びましょう。

不動産クラウドファンディングとソーシャルレンディングの違いは何ですか?

不動産クラウドファンディングは不動産投資プロジェクトに資金を提供し、リターンを分配金として受け取ります。

一方、ソーシャルレンディングは、投資家は事業者が行う貸金事業に出資する形になります。

事業者が個人や企業への融資を行い、リターンは利息として得られます。
投資対象と受け取るリターンの形が異なります。

不動産クラウドファンディングとREIT(不動産投資信託)の違いは何ですか?

不動産クラウドファンディングは個別プロジェクトへの投資で、リターンが分配金として受け取れます。

REITは、不動産への投資を行い、その収益を投資家に分配します。この分配金がREITのリターンとなります。
不動産クラウドファンディングと同様に、受け取るリターンも分配金となりますが、投資対象や取引方法が異なります。

税金はどうなりますか?

不動産クラウドファンディングの収益は所得税がかかります。
確定申告が必要な場合もありますので、税務署や税理士に相談しましょう。

〇〇の事業者を紹介していない理由はなに?

トチクモでは運営者が実際に投資を行い、おすすめの事業者を紹介しています。

おすすめに掲載されていない理由は主に次の通りです。

  • 事業者を認知していない
  • 事業者を認知しているが、投資していない

30代の主婦による10個の質問とその返答

不動産クラウドファンディング初心者の方と、チャット形式による一問一答を行いました。(2022.8.29実施)
【30代女性:主婦:株式投資歴あり(主に株主優待)】

初心者の方は是非、参考にしてみてください。

※一部、読みやすいよう若干、文言の修正を行っています。

初心者の質問

質問を10個ほど考えましたのでよろしくお願いします。

不動産クラウドファンディングは年間何件くらいあるものなのでしょうか?

かつさんどの返答

不動産クラファンのファンドは、年間約300本くらい出ていると思います。月に26本くらい。

事業者や状況により異なりますが、投資家は様々な条件のファンドから選択することができます。

初心者の質問

随分たくさんあるんですね。

月26件くらいということですが、IPOみたいに年間を通して多い月、少ない月というのはありますか?

かつさんどの返答

IPOのような、月によるファンド数の変化は特にない印象です。

毎月定期的にファンドが出てくるので、再投資できるところも不動産クラファンのメリットですね。

ちなみにトチクモでオススメしている事業者のファンドは、月7本~8本くらい出ています。

初心者の質問

かつさんどさんがおすすめしている事業者は8社ほどですが、事業者は全体でどのくらいになるのですか?

かつさんどの返答

若干仕組みが違う事業者もありますが、不動産に特化したクラファン事業者は45社ほどあります。

初心者の質問

45社からの厳選8社ということですね!

質問が戻るのですが、おすすめ事業者全体から月7~8本出ているということですか?

かつさんどの返答

そうですね。厳選したおすすめ8社全体から月7~8本出ている状況です。

オススメしている事業者は、上場企業が運営している事業者です。
社会的な信用があるため、安全性と情報開示力が高いと考えています。

初心者の質問

各事業者に登録して、買うんですよね?
何事業者くらい登録しておくと良いですか?

また、登録の手間はどのくらいかかりますか?

かつさんどの返答

各事業者ごとに投資家登録し、投資する形となります。
投資家登録は、ネットの証券会社の口座登録とほぼ同じだと思います。

スマホがあれば本人確認がすぐでき、5分くらいで終わります。
PCでの本人確認も10分あれば完了できると思います。

初心者の質問

それなら、複数の事業者に登録したい場合もサクッとできそうですね。

ちなみに、事業者が指定している銀行の口座をもっていない場合、銀行開設も一緒にしないといけませんよね?

かつさんどの返答

事業者により入出金の手数料は異なりますが、ネット銀行口座があると月1,2回は無料で振込できるため、お勧めしています。
個人的に不動産クラファン投資であると便利な口座は、GMOあおぞらネット銀行です。

合わせて開設しておくことで、振込手数料の節約になります。

事業者 入金方式 入金先銀行
Rimple 投資確定後 三菱UFJ銀行
Jointoα 投資確定後 三菱UFJ銀行
プレファン 投資確定後 GMOあおぞらネット銀行
property+ 事前入金 GMOあおぞらネット銀行
CREAL 事前入金 楽天銀行
bitREALTY 事前入金 三井住友銀行
信長ファンディング 投資確定後 三菱UFJ銀行
Renosy 投資確定後 みずほ銀行

参考までに、不動産クラファン初心者のカブスルは、PayPay銀行と住信SBIネット銀行を口座開設していますが、不便はありません。

初心者の質問

事業者登録にあたっては、ひとつの事業者より複数の方が良いですか?

かつさんどの返答

そうですね。
投資全般に言えますが、不動産クラファンにおいても分散投資が基本です。

複数の事業者に登録して、資金の分散、投資地域の分散をすることでリスクを軽減できると思います。

また不動産クラファンの大きな特徴として、価格変動がない点が挙げられます。

価格変動が激しい株式投資と、不動産クラファンに投資することで分散投資(商品の分散)ができると思います。

今日みたいに-2.9%も日経平均株価が急落している時も、不動産クラファンのファンドは直ちに影響を受けないため、無風です。

これは精神面でも楽で、資産運用する中で大きなメリットだと感じています。

初心者の質問

なるほど、分散ですね。
無風・・・すばらしいです!

事業者によって、投資地域って分かれているのですか?

かつさんどの返答

投資対象物件はファンドにより異なり、東京都内のマンションが多い傾向があります。

事業者により、大阪や愛知の物件が得意な事業者もあるため、組み合わせることにより、地域の分散になり得ます。

また、マンションだけでなく、物流倉庫、保育園、ホテル、商業施設のファンドもあるため、投資対象の分散になるように投資することもできます。保育園や介護施設ファンドなど、投資としてのリターンと、社会性を両立させたファンドもあります。

初心者の質問

対象物件というのは、主にマンションだけど、その他もあるということですね。

1万円から投資可能とありましたが、実際1万円で投資できるものはどのくらいありますか?

かつさんどの返答

その通りです。
利回り、投資対象、運用期間など、自分に合ったファンドに投資することができます。

ほとんどの事業者で、1口=1万円から投資できます。

不動産クラファンは、不動産投資を小口化した商品です。

従来の不動産投資は物件取得に大きな資金が必要なため、どちらかと言うと富裕層向けの投資とされていました。

1万円から不動産投資ができる不動産クラファンは、大きな資金を持っていなくても投資できる商品です。

また運用は不動産のプロである事業者が行うため、投資後の管理が必要ないこともメリットです。

初心者の質問

想定利回りというのは、信用できるものですか?
元本が少なくなったり、戻ってこないことはどのくらいありますか?

かつさんどの返答

想定利回りは確定したものではありません。
運用がうまくいかなかった場合は、元本が棄損するリスクはあります。

しかし、今まで不動産クラウドファンディングの仕組みにおいて、元本が棄損したケースは1件もありません。

初心者の質問

ほとんどの事業者が1口=1万円から投資可能なのですね!
てっきり、投資額1万円をダシに、蓋を開けたら10万20万なのかと思いました。

そして、元本が割れたケースないんですね。

この不動産クラファンというのは、いつから始まった投資なのですか?

かつさんどの返答

不動産クラウドファンデイングが実際に世の中に出始めたのは2018年ころだと思います。

様々な法整備を経て、不動産クラウドファンデイングの仕組みができているので、安全性は高くなっていると感じています。

初心者の質問

出始めた頃に比べて、安全性が高くなっているんですね。それは安心です。

入金のタイミングについて質問なのですが、事前入金というと、若干不安を感じますが大丈夫ですか。

また抽選や先着から漏れた場合、そのお金はどうなりますか。

かつさんどの返答

事前入金と投資確定後に入金の事業者がありますので、最初は投資確定後入金の事業者から始めてみるのも良いと思います。

抽選に外れた際はすぐに口座に資金は戻ります。

事業者 入金方式 最低投資金額
Rimple 投資確定後 1万円~
Jointoα 投資確定後 10万円~
プレファン 投資確定後 1万円~
property+ 事前入金 1万円~
CREAL 事前入金 1万円~
bitREALTY 事前入金 10万円~
信長ファンディング 投資確定後 1万円~
Renosy 投資確定後 1万円~
初心者の質問

投資確定後に入金の方が安心ですし、効率的ですよね。
まず始めるなら投資確定後入金の事業者がいいですね。

運用期間が短いものと長いものがありますが、どちらが良いとかありますか?

かつさんどの返答

基本的に運用期間が長いと不確実性が高いと考えています。

これは投資全般において言えることだと思いますが、4年前に世界的に感染症が流行することや、戦争が起こることを予測できた人はいないと思います。

個人的には、運用期間が短い=リスクが低いと認識しております。

一方で、運用期間が長く、安定した収益があるファンドは長期間に渡り分配金を得られるメリットがあります。

運用期間の長いファンドと短いファンドの分散投資を心がけると、リスクが軽減できると思います。

初心者の質問

そうですよね。
先のことは誰にも分からないですもんね。

これも長い、短いを組み合わせて分散させるとよいということですね。

初心者はまずは運用期間が短いものから始めるとよいでしょうか?

かつさんどの返答

そうですね。

運用期間が短いファンドに小額投資して、不動産クラファン投資の流れを体験してみるのも良いと思います。

トチクモのオススメ事業者で、さらにファンド評価が最高点3つ星のファンドに投資してみるのも一つの有効な投資手法だと思います。

初心者の質問

まずはおすすめ事業者かつ3つ星のファンドに投資すると安心ですね。

人気のある不動産に投資したいと思った場合、購入できるかは運ですか?

かつさんどの返答

やはり人気事業者のファンドは投資したい人が多く、抽選に外れることもあります。

しかし、IPOのように全く当たらないという感じではなく、同じような条件のファンドに抽選申し込みを継続することで、当選できる可能性は充分にあると思います。

初心者の質問

そうなんですね。

人気IPOの場合を考えると、全然当たらないというイメージがあるので、不動産クラウドファンディングも相当運が良くないと当たらないのかなと思いました。

最後の質問です。

投資後、事業者からの報告はどの事業者もしてくれるのですか?
長期間の投資なるほど、その後どうなったのかなと気になるかと思うのですが。

かつさんどの返答

事業者により報告頻度は異なりますが、月1回から3ヵ月に1回程度の頻度で、投資対象物件の報告をしてくれる事業者が多いです。

またなにか問題があった際も、事業者の自社物件で得意な地域をファンド化しているため、すぐに対応できる体制がとられていると思います。

初心者の質問

なるほど。では投資後も様子が分かりますね。

質問は以上になります。(まだ何か出てきそうな気もしますが・・・)

かつさんどの返答

投資において自分の投資判断基準を持つことは重要ですが、不動産クラファンは投資家間の投資タイミング、経験値、投資後の資金量の大小に差が付きにくい投資だと実感しています。

これは、投資初心者とベテラン投資家の差がつきにくいとも言え、初心者にも向いている投資だと思います。

資産を大きく増やす投資ではないですが、資産を堅実に少しずつ増やしていく投資スタイルの方には最適だと思います。

収入が上がらず、物価高により支出を減少させることも難しい今、堅実な投資手法に目を向けることは大切だと思います。

株式市場が不安定な時期こそ、不動産クラファン投資を検討してみてはいかがでしょう?

初心者の質問

確かに、株式投資は難しいなと思っている私にとって不動産クラファンは合っていると思いました。株も買ったまま、寝かせているので。

長い時間丁寧にお答え頂きまして、ありがとうございます。


以上、初心者からの質問にチャットで答えてみました。
同様にご質問がある方は、お気軽にお問合せまでどうぞ。