プレファン29号ファンドのファンド分析

ファンドの申込期間と募集方式

分配金シミュレーター

投資額を入力すると、「プレファン29号ファンド」の分配金のシミュレーション結果を表示します。

予定利回り：4.75％ 、 予定運用期間：6か月

調達実績

2023年7月13日に募集を開始した「プレファン29号ファンド」のファンドの調達実績です。

最低募集金額を上回る募集があり、ファンドは成立しました。

上場系事業者で想定利回り4.75％は魅力的

プレファンはサービス開始以来、今回で29本目のファンドです。

今までのファンドの予定利回りは4.3％~5.08％で、今回は想定利回り4.75％となりました。

プレファンと同じく上場企業が運営し、自社物件でインカム型の事業者と比べると、高い利回りで投資する価値があると考えます。

運用期間6か月での短期間運用でリスクは限定的、劣後割合は1.98%と低下

プレファンは、今まで全てのファンドが6か月間の短期間運用となっています。

一般的に投資は、運用期間が長くなればなるほど不確実性が上がります。

運用期間が短いことで安全性は高くなると考えることができます。

また、投資のEXIT（出口）の期間があらかじめ決められていることは、リスクの低減だけでなく資金管理がしやすいメリットにも繋がります。

プレファンの劣後出資割合は当初30％ありましたが、最近は5％前後に下がっていました。

今回は、劣後出資割合が1.98％と過去最低水準になったことは懸念材料ではあります。

ただプレファンのファンドは将来の売却を想定せず、家賃収入のみを分配資金にするインカムゲイン型ファンドのため、家賃収入があればそれほど問題では無いと思います。

また自社所有物件で運用が終わったら自社に戻すだけで、分かりやすくリスクが低い仕組みだと評価します。

募集額は過去最高額も・・・

プレファンは不動産クラウドファンディング事業者の中で、最も当選しにくい事業者だと思います。

小規模な募集金額の案件が多いため、ボシュ額に対して申込額が1000%を超える場合もあります。

新規会員キャンペーンなどで会員は増えており、ますます当選しにくい状況になってきています。

今回は【過去最高額】と銘打っておりますが、募集額は2,480万円と小規模案件の域を出ません。

投資したくても当選しないことで資金計画が立てにくくなり、機会損失リスクと考えられます。

物件内容はそれなりも賃料収入に大きな問題はなし

今回の投資対象物件は、神戸市中央区の「プレサンス神戸裁判所前デリシア」です。

物件名でお分かりのように、プレファンを運営するプレサンスコーポレーションが施工・管理し、自社で所有する部屋となります。

築14年と若干の古さはありますが、都心へのアクセスも良く、安定したインカムが期待が出来そうです。