レム六本木ビル:第19回ローンファンドのファンド分析

bitREALTYで募集しているレム六本木ビル:第19回ローンファンドのファンド分析です。

総合評価は★★☆ (星2つ)
長期の運用期間はリスク要因も、ホテル業績は全体的に改善傾向。

レム六本木ビル:第19回ローンファンド
かつさんど

評価は個人的な主観によるものです。
不動産クラファンは元本割れのリスクがありますので、投資判断は自己責任にてお願い致します。

レム六本木ビル:第19回ローンファンドのファンド概要

投資対象物件 レム六本木ビル
地域 東京都
予定利回り 2.8%
予定運用期間 23か月 (長期間)
募集額 2億5,100万円
運用期間 2023年8月8日~
2025年6月30日
償還予定日 2023年11月10日

ファンドの申込期間と募集方式

申込期間 7月24日 12:00 ~7月26日 18:00
募集方式 先着方式
入金タイミング 事前入金
最低投資金額 100,000円 (10,000円 × 10口)

分配金シミュレーター

投資額を入力すると、「レム六本木ビル:第19回ローンファンド」の分配金のシミュレーション結果を表示します。

予定利回り:2.8% 、 予定運用期間:23か月

投資額
分配金(税引前)
分配金(税引後)
※税引後は、分配金源泉徴収 20.42%で計算

調達実績

2023年7月24日に募集を開始した「レム六本木ビル:第19回ローンファンド」のファンドの調達実績です。

調達金額 301,000,000円

最低募集金額を上回る募集があり、ファンドは成立しました。

レム六本木ビル:第19回ローンファンドのファンド評価

利回り ★☆☆ 想定利回り2.8%、急激に利回り低下
運用期間 ★★☆ 23か月の長期運用ホテル案件、bitREALTYの定番ファンド
プロジェクト
内容
★☆☆ 第三順位ジュニアローンで多少リスクあり
物件立地 ★★★ 六本木駅徒歩1分という都内屈指のロケーションで利便性の高いホテル
物件内容 ★★☆ 阪急阪神第一ホテルグループが運営するホテル
総合評価 ★★☆ 長期の運用期間はリスク要因も、ホテル業績は全体的に改善傾向

想定利回り2.8%は、前回に比べて急激に利回り低下

レム六本木ビルファンドは今回で19回目の募集です。
過去に支払い遅延など、運用に問題が出た例はありません。

bitREALTYでは、比較的募集頻度が高い定番のファンドと言ってよいでしょう。

同じ対象物件のファンドでも運用期間は12か月→20か月→28か月→26か月と変更され今回は23か月となり、利回りは前回の3.6%から2.8%と急下落しています。

bitREALTYの過去の募集ファンドからみても、今回の想定利回り2.8%は低利回りな案件となります。

23か月の長期運用のホテル案件、インバウンドは回復傾向も影響は受けやすい

予定運用期間は23か月で長期の運用期間に分類されます。

このファンドの最大のリスクは23か月という長い運用期間だと思います。

インバウンドは急激に回復傾向ですが、運用期間中のコロナの状況が読めないため、ホテル運営収益への影響がどの程度あるのか予測しにくい状態が続いています。

特にインバウンドの対策は一進一退で読めません。

コロナの状況がコントロールできない以上、リスクはあると言えます。

ただここ最近、ホテル稼働率やADRがコロナ以前の水準に戻りつつあることはポジティブな部分だと思います

「ARD」とは?

Average Daily Rateの略で、ホテルにおいての平均客室単価のこと。

客室売上÷販売客室数で算出できる。

例えば、全客室の売上が5,000万円、販売した客室数が500室の場合、ADR(平均客室単価)は1万円となる。

不動産クラウドファンディングやREITのホテルファンドでの投資判断で利用される指標のひとつ

第三順位ジュニアローンで多少リスクあり

今回のファンド内容で注意する点は、ジュニアローンのファンドということです。

資金調達の種類としては、シニアローン、メザニンローン、ジュニアローンとあり、返済の優先順位もこの順番となります。
つまりジュニアローンは、シニアローンとメザニンローンに劣後する借入れとなります。

今回のファンドでは、万が一デフォルトが起こった場合、シニアレンダーの大手金融機関から回収資金が支払われ、次にメザニンレンダーの金融機関、その後ジュニアレンダーである投資家に回収できた資金が支払われる仕組みとなり、これを理解したうえで投資を行う必要があります。

対象物件は都内屈指のロケーションに建つホテル及び商業ビル

このファンドは、六本木駅徒歩1分という都内屈指のロケーションに建つホテル及び商業ビル「レム六本木ビル」を対象とする不動産担保ローン債権へ投資するファンドです。

物件に関しては、立地も含めて好物件と言えます。
コロナが落ち着き通常の生活になり、インバウンドが完全に元通りになった際にはぜひ投資したいと思う物件です。

しかしインバウンドが戻り、ホテル稼働率も急激に回復傾向で安全性が高りましたが、その分利回りが下がってしまったのは皮肉なものです。

「担保不動産に係る不動産信託受益権の一部(「準共有持分20%」)は、2023年11月1日付で、第三者に売却される予定です。」とあり、一部償還が決まっていることも利回りの低下につながっていると思われます。

レム六本木ビル:第19回ローンファンドの総合評価  ★★☆

かつさんど

レム六本木ファンドは償還実績もあり、通常であれば投資を前向きに検討できる案件です。

ジュニアローンでLTVが高くても、そのリスクを上回るだけの信頼性がbitREALTYにはあると思います。

実際に新型コロナウイルス拡大後の期間を含め、直近の2023年6月末時点までの利息の支払いは正常に行われているそうです。

しかし23か月という長期間の運用期間中にコロナが再拡大し、インバウンド客が大幅に減少しホテル運営が落ち込むリスクは考えられます。

国内のホテルは直近の客室稼働率やADRが改善している状況から、評価は2つ星とします。

コロナ禍であっても問題なく運用できるだけの内容という見方もありますが、利回りの低下は残念で、長期運用のリスクを回避し投資を見送る予定です。

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直近の募集ファンド

運用開始
評価
プロジェクト名 利回り 運用
期間
募集額
万円
地域
5/31
★★☆
事業者:bitREALTY
3.0% 3ヶ月 29,180 静岡県
5/1
★★☆
事業者:bitREALTY
3.6% 26ヶ月 18,600 東京都
4/6
★★☆
事業者:bitREALTY
3.2% 10ヶ月 29,160 東京都
3/31
★★☆
事業者:bitREALTY
3.6% 27ヶ月 20,100 東京都
2/28
★☆☆
事業者:bitREALTY
3.6% 28ヶ月 15,100 東京都

bitREALTYの投資実績

トチクモ運営者2名+1名の、bitREALTYでの投資実績です。 (償還実績はこちら

2023.4.11時点
ファンド名 予定
運用期間
ファンド
利回り
投資額 投資家
ジニア不動前・センチュリー尾山台ルミナス:ローンファンド【償還】 6ヶ月 3.2% 50万円 かつさんど
10万円 カブスル
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ちなみに、ゆうちょ銀行の預金金利は0.001%。10万円を一年間 預けた場合の利息は1円