Minn上野入谷のファンド分析

ファンドの申込期間と募集方式

分配金シミュレーター

投資額を入力すると、「Minn上野入谷」の分配金のシミュレーション結果を表示します。

予定利回り：4.5％ 、 予定運用期間：24か月

調達実績

2024年4月30日に募集を開始した「Minn上野入谷」のファンドの調達実績です。

最低募集金額を上回る募集があり、ファンドは成立しました。

想定利回り4.5％、ホテルファンドとして標準的な利回り

最近のCREALの募集ファンドは、24か月か36か月運用、3.5％~4.8％の利回りの大型案件が多くなっています。

今回のMinn上野入谷は想定利回り4.5％、運用期間は24か月の長期間運用のファンドとなっています。

4.5％の内訳は、インカムゲイン（テナント賃料収入）3.0％、キャピタルゲイン（売却による収益）1.5％、計4.5％の利回りとなっています。

CREALのレジデンス案件と同じような利回りですが、ホテルで運用期間が24か月間と長期間運用となるため、その分リスクは高くなると考えたほうがよさそうです。

募集金額は16億3,200万円と大型案件、募集期間は1か月間

今回は上野入谷エリアの小規模ホテル案件、その募集額は16億3､200万円と大型案件となりました。

CREALは昨年末から、ホテル案件や「CREAL terrace」という商業施設のシリーズが多くなっています。どれも大型案件で、今回も募集金額はかなり多くなっています。

募集金額が大きい案件は、比較的投資しやすいメリットがありますが。

劣後割合低め、賃料保証なし

今回の案件は、劣後出資枠はあるものの、その割合は低くなっています。

運用や売却が想定より低調だった場合、予定されている分配は受け取れない可能性がありますので、注意が必要です。

ホテルは景気に大きく影響される傾向があり、2年後の売却価格を予測することは難しいと思います。

また金利動向にも左右され、レジデンスほど不動産価値が安定していないデメリットがあると考えます。

将来の売却によるキャピタルゲインを分配するファンドでは、売却できた金額により投資家への分配額が上がる（アップサイド）ファンドがあります。
今回はそれが無く固定で1.5％のため、リスクとリターンのバランスは良くないと思います。

総区画数19区画のアパ－トメントホテル、株式会社SQUEEZEが運営

SQUEEZEはホテル業界のDXを推進している企業です。

直営ホテルブランドとして「Minn」を展開。

グループや家族で泊まれる多人数向けアパートメントホテルの運営実績が豊富で、北海道・東京都・大阪府などで27施設を展開しています。

アパートメントホテルとは、客室が広く大人数での宿泊に適しており、客室内部には冷蔵庫、キッチン、家電製品等が設置された宿泊施設です。

一般的なホテルと比較して割安に長期滞在が可能なため、インバウンド旅行客に人気のタイプの宿泊施設です。

物件の19室の客室は日本人が慣れ親しむ「和」と現代的な「モダン」を融合した「和モダンテイスト」を基調としつつも、居心地の良さを重視した内装となっています。