ファミリー・ホスピス中島公園ハウスのファンド分析
CREALで募集しているファミリー・ホスピス中島公園ハウスのファンド分析です。
総合評価は★★☆
(星2つ)
CREALらしい社会貢献性が高いプロジェクトが登場 日本ホスピスの信頼性に投資するファンド。
評価は個人的な主観によるものです。
不動産クラファンは元本割れのリスクがありますので、投資判断は自己責任にてお願い致します。
目次
ファミリー・ホスピス中島公園ハウスのファンド概要
投資対象物件 | ファミリー・ホスピス中島公園ハウスの建物及びその所在する土地 |
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地域 | 北海道 |
予定利回り | 4.2% |
予定運用期間 | 36か月 (長期間) |
募集額 | 8,148万円 |
運用期間 | 2024年4月12日~ 2027年4月11日 |
想定初回配当日 | 2024年7月31日 |
ファンドの申込期間と募集方式
申込期間 | 3月18日 20:00 ~4月9日 20:00 |
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募集方式 | 先着方式 |
入金タイミング | 事前入金 |
分配金シミュレーター
投資額を入力すると、「ファミリー・ホスピス中島公園ハウス」の分配金のシミュレーション結果を表示します。
予定利回り:4.2% 、 予定運用期間:36か月
投資額 | 円 |
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分配金(税引前) | 円 |
分配金(税引後) | 円 |
調達実績
2024年3月18日に募集を開始した「ファミリー・ホスピス中島公園ハウス」のファンドの調達実績です。
調達金額 | 81,480,000円 |
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最低募集金額を上回る募集があり、ファンドは成立しました。
ファミリー・ホスピス中島公園ハウスのファンド評価
利回り | ★★☆ | 想定利回り4.2%はCREALでは平均的な利回り |
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運用期間 | ★★☆ | 36か月間の長期運用も保険報酬によりインカムは安定的か |
プロジェクト 内容 |
★★☆ | 日本ホスピスホールディングスのホスピス住宅案件、劣後割合は低め、テナントには信頼性があるがマスターリース契約はなし |
物件立地 | ★★☆ | 札幌市電山鼻線「中島公園通」駅まで徒歩約5分 札幌市電山鼻線「行啓通」駅まで徒歩約5分 |
物件内容 | ★★☆ | 2023年11月竣工、鉄筋コンクリート造5階建て、 総区画数は37区画(住居36戸、店舗1区画) |
総合評価 | ★★☆ | CREALらしい社会貢献性が高いプロジェクトが登場 日本ホスピスの信頼性に投資するファンド |
想定利回り4.2%はCREALでは平均的な利回り
想定利回り4.2%はCREALのレジデンス案件としては標準的な利回りです。
運用期間は長期間に分類される36か月です。
CREALは最近24か月か36か月運用のファンドが増えていますが、今回は36か月運用の案件です。
一般的に投資は、運用期間が長くなると不確実な事が起こる確率が上がりリスクは高くなります。
一方で、インカムが安定的なファンドに投資できれば、長期間リターンを受け取れるメリットがあります。
最近CREALは大型案件が多いですが、今回も募集額は8億4,000万円と大型プロジェクトです。
応募額が多いことは投資家にとって、先着順でも投資がしやすいメリットがあります。
募集が抽選方式で当たらない事業者も多い中、CREALは投資しやすい事業者に分類されます。
CREALの特徴でもある、インカムゲイン相当とキャピタルゲイン相当を組み合わせた「複合型ファンド」
今回のプロジェクトは、CREALの特徴であるインカムゲイン相当とキャピタルゲイン相当を複合したファンドです。
想定利回りの4.2%の内訳は、インカムゲイン(家賃収入)相当が3.6%、キャピタルゲイン(売却による収益)相当が0.6%になっています。
インカムの割合が多いことは、プラス評価です
このファンドは、物件を36ヶ月以内に外部へ売却することを予定しています。
売却先候補としては、主に、個人投資家、一般事業法人、ファンドを想定しています。
キャピタル相当の部分は、将来的な売却が想定通りいかなかった場合には受け取れない可能性があります
日本ホスピスホールディングスのホスピス住宅案件、劣後割合は低め
CREALによる劣後出資枠はあるものの、劣後出資割合は低くなっています。
(詳しい劣後割合についてはログインしてご確認ください)
運用による損失が発生した場合、劣後出資分までなら元本は守られますが、それ以上になると投資元本は棄損する可能性がありますので、注意が必要です。
「優先劣後出資」とは?
不動産クラウドファンディングのファンドにおいて、運用益や売却益が想定よりも低くなり損失が出た場合、事業者が一定割合の損失を負担する仕組みのこと。
投資家のリスク軽減につながる仕組みのひとつです。
元本償還には対象不動産の売却を行う必要があり、適切な価格および時期で売却ができることが重要となります。
万が一、売買が不成立となった場合は、新たな買主を見つける作業が必要で、不動産を売買するには手数料が3.3%ほどかかると思いますので、この手数料分で劣後のほとんどは無くなってしまうかもしれません。
社会貢献性の高いヘルスケア不動産・ホスピス住宅へ投資するプロジェクト
「ファミリー・ホスピス中島公園ハウス」ファンドは、社会貢献性の高いヘルスケア不動産・ホスピス住宅への投資となります。
ホスピス住宅は提供する医療行為や介護サービスに対応した医療保険報酬および介護保険報酬を得ることにより、市場の影響を受けづらく収入が安定していることから、安定的なリターンの提供を見込んでいます。
なおマスターリース契約の締結はありません。
投資対象物件は、日本ホスピスホールディングス(東証G/7061)にて一括で賃借されています。
同社は連結子会社のファミリー・ホスピス株式会社等とともに、ホスピス住宅の提供を通じて末期がん患者や難病患者の方々へ質の高い緩和ケアサービスを提供している会社です。
2024年2月時点で7都道府県にて40施設のホスピス住宅を運営しており、豊富な運営実績を誇ります。
2023年12月に開業した築浅のホスピス住宅で、開業1年目の2024年12月には見込み入居率を83.3%としており、堅調に稼働する見込みです。
見込み入居率の算定に当たり、北海道札幌市中央区の緩和ケア病棟を有する病院の専門病床数が不十分であることと本物件周辺7km圏内の民間ホスピス系施設の入居率が90%以上であることを、独自のヒアリング情報により確認しているそうです。
ファミリー・ホスピス中島公園ハウスの総合評価 ★★☆
CREALから久々の社会貢献性の高いファンドの登場です。
不動産クラウドファンディングの投資対象の不動産用途には、レジデンス(住宅)、ホテル、オフィス、物流施設、商業施設、ヘルスケア施設などがあり、J-REITとほぼ同じになっています。
ヘルスケア施設は、景気に左右されにくく、収益性が高いためインカムゲインの安定性が高い特徴があります。
今回のファンドはインカム比率が高いので、長期間運用のデメリットよりもメリットが勝る案件と言えます。
一方で、ヘルスケアに係る法改正や規制により影響を受ける可能性があります。
東京都内のレジデンスへの投資比率が多い方は、不動産用途と地域の分散投資になるため、少額で投資してみても良い案件だと思います。
ただし、金利政策の変更が噂されている時期のため、運用期間が長い案件は慎重に金利状況を見極める必要があります。
カブスルの一言
参加しようと思っていましたが、19日の6時に見たら既に募集を終えていました・・・
先着方式は早ければ確実に申し込める一方、少しでも遅くなると参加できません。
CREALの説明動画です。
みんなの評価とコメント
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直近の募集ファンド
CREALの投資実績
トチクモ運営者2名+1名の、CREALでの投資実績です。 (償還実績はこちら)
ファンド名 | 予定 運用期間 |
ファンド 利回り |
投資額 | 投資家 |
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プロスタイルウェルス豊洲イースト【償還】 | 18ヶ月 | 4.2% | 20万円 | |
Hmlet CREAL門前仲町【償還】 | 18ヶ月 | 4.1% | 30万円 | |
CREAL日本橋浜町【償還】 | 8ヶ月 | 4.09% | 10万円 | |
Hmlet CREAL銀座築地【償還】 | 18ヶ月 | 4.5% | 20万円 | |
CREAL新宿山吹町【償還】 | 24ヶ月 | 4.0% | 31万円 |
ちなみに、ゆうちょ銀行の預金金利は0.001%。10万円を一年間 預けた場合の利息は1円。
地域貢献と償還金再投資のため少しだけ申し込みました✌