CREAL高田馬場Ⅱのファンド分析

ファンドの申込期間と募集方式

分配金シミュレーター

投資額を入力すると、「CREAL高田馬場Ⅱ」の分配金のシミュレーション結果を表示します。

予定利回り：4.3％ 、 予定運用期間：24か月

調達実績

2024年12月27日に募集を開始した「CREAL高田馬場Ⅱ」のファンドの調達実績です。

最低募集金額を上回る募集があり、ファンドは成立しました。

想定利回り4.3％はCREALでは平均的な利回り

想定利回り4.3%はCREALの案件としては平均的な利回りです。（CREALの2024年募集ファンドの平均利回りは4.49%）

運用期間は長期間に分類される24か月です。

あらかじめ投資期間が決まっている投資に関しては、運用期間が長くなると不確実な事が起こる確率が上がりリスクは高くなります。

一方で、インカムが安定的なファンドに投資できれば、長期間リターンを受け取れるメリットがあります。

最近CREALは大型案件が多いですが、今回募集額は3億4,300万円と比較的小規模なプロジェクトです。

募集は先着方式で、抽選方式で当たらない事業者が多い中、CREALは投資しやすい事業者に分類されます。

CREALの特徴でもある、インカムゲイン相当とキャピタルゲイン相当を組み合わせた「複合型ファンド」

今回のプロジェクトは、CREALの特徴であるインカムゲイン相当とキャピタルゲイン相当を複合したファンドです。

想定利回りの4.3％の内訳は、インカムゲイン（家賃収入）相当が2.6％、キャピタルゲイン（売却による収益）相当が1.7％になっています。

インカムの割合が多いことは、プラス評価です

このファンドは、物件を24ヶ月以内に外部へ売却することを予定しています。

売却先候補としては、主に、個人投資家、一般事業法人、ファンドを想定しています。

キャピタル相当の部分は、将来的な売却が想定通りいかなかった場合には受け取れない可能性があることには注意が必要です。

劣後出資割合は低め、クリアルパートナーズとのマスターリース契約あり

CREALによる劣後出資枠はあるものの、劣後出資割合は低くなっています。
(詳しい劣後割合についてはログインしてご確認ください)

運用による損失が発生した場合、劣後出資分までなら元本は守られますが、それ以上になると投資元本は棄損する可能性がありますので、注意が必要です。

元本償還には対象不動産の売却を行う必要があり、適切な価格および時期で売却ができることが重要となります。

万が一、売買が不成立となった場合は、新たな買主を見つける作業が必要で、不動産を売買するには手数料が3.3％ほどかかると思いますので、この手数料分で劣後のほとんどは無くなってしまうかもしれません。

このファンドは、クリアルのグループ会社であるクリアルパートナーズとファンド運用期間中のマスターリース契約を行うことにより、収益の安定化を図っています。

投資対象は、高田馬場、築5年、鉄筋コンクリート造陸屋根4階建、総区画数：12戸の小規模デザイナーズマンション

投資対象の「CREAL高田馬場Ⅱ 」は、西武新宿線「下落合」駅まで徒歩約4分、JR「高田馬場」駅まで徒歩約11分に位置しており、2駅4路線が利用可能な交通利便性に優れた物件です。

1Kが8戸、1DKが1戸、1LDKが3戸の合計12戸で構成されており、単身者、DINKSの賃貸ニーズに対応する物件です。オートロック、宅配ボックス、浴室乾燥機、TVモニタ付インターホンなど、生活設備が充実したマンションとなっています。

25㎡以下の狭い部屋があることには注意が必要だと思います。

接道状況も売却時にマイナスポイントになる可能性があります。