(仮称)CREAL桜台のファンド分析

ファンドの申込期間と募集方式

分配金シミュレーター

投資額を入力すると、「(仮称)CREAL桜台」の分配金のシミュレーション結果を表示します。

予定利回り：4.2％ 、 予定運用期間：24か月

調達実績

2024年2月7日に募集を開始した「(仮称)CREAL桜台」のファンドの調達実績です。

最低募集金額を上回る募集があり、ファンドは成立しました。

想定利回り4.2％はレジデンス案件としては平均的利回り

想定利回り4.2%はCREALのレジデンス案件としては標準的な利回りです。

運用期間は長期間に分類される24か月です。

CREALは最近18か月～24か月運用のファンドが増えていますが、今回は24か月運用の案件です。

一般的に投資は、運用期間が長くなると不確実な事が起こる確率が上がりリスクは高くなります。

最近CREALは大型案件が多いですが、今回も募集額は2億2,300万円と大型案件です。

応募額が多いことは投資家にとって、先着順でも投資がしやすいメリットがあります。

募集が抽選方式で当たらない事業者も多い中、CREALは投資しやすい事業者になります。

CREALの特徴でもある、インカムゲイン相当とキャピタルゲイン相当を組み合わせた「複合型」

今回のプロジェクトは、CREALの特徴であるインカムゲイン相当とキャピタルゲイン相当を複合したファンドです。

想定利回りの4.2％の内訳は、インカムゲイン（家賃収入）相当が2.9％、キャピタルゲイン（売却による収益）相当が1.3％になっています。

インカムの割合が多いことは、プラス評価です

このファンドは、物件を24ヶ月以内に外部へ売却することを予定しています。

売却先候補としては、主に、個人投資家、一般事業法人、ファンドを想定しています。

キャピタル相当の部分は、将来的な売却が想定通りいかなかった場合には受け取れない可能性があります

劣後出資割合は低め、クリアルのグループ会社のマスターリース契約あり

CREALによる劣後出資枠はあるものの、劣後出資割合は低くなっています。
(詳しい劣後割合についてはログインしてご確認ください)

運用による損失が発生した場合、劣後出資分までなら元本は守られますが、それ以上になると投資元本は棄損する可能性がありますので、注意が必要です。

元本償還には対象不動産の売却を行う必要があり、適切な価格および時期で売却ができることが重要となります。

万が一、売買が不成立となった場合は、新たな買主を見つける作業が必要で、不動産を売買するには手数料が3.3％ほどかかると思いますので、この手数料分で劣後のほとんどは無くなってしまうかもしれません。

このファンドは、クリアルのグループ会社との間でファンド運用期間中のマスターリース契約を行うことにより、収益の安定化を図っています。

築4年、鉄筋コンクリート造4階建、総戸数14戸、狭い部屋が多いのは懸念点

投資対象は、築4年、総戸数14戸の小規模マンションです。

物件から西武池袋線「桜台」駅まで徒歩約5分、西武有楽町線「新桜台」駅まで徒歩約5分に位置し、2駅2路線が利用可能な交通利便性に優れた物件です。

「桜台」駅は「池袋」駅まで4駅約8分、「新桜台」駅は「新宿三丁目」駅まで乗り換え1回の8駅約18分と、池袋・新宿エリアへの通勤が便利な立地の築浅レジデンスです。

部屋タイプは、1R（15.89㎡×13戸、20.58㎡×1戸）とすべてが狭いワンルームなのは、懸念点となります。