CREAL premier森下のファンド分析

ファンドの申込期間と募集方式

分配金シミュレーター

投資額を入力すると、「CREAL premier森下」の分配金のシミュレーション結果を表示します。

予定利回り：4.2％ 、 予定運用期間：18か月

調達実績

2022年10月11日に募集を開始した「CREAL premier森下」のファンドの調達実績です。

最低募集金額を上回る募集があり、ファンドは成立しました。

想定利回り4.2％はレジデンス案件では平均的、運用期間は長期間

想定利回り4.2%はCREALのレジデンス案件としては平均的な利回りです。

運用期間はトチクモでは長期間に分類される18か月です。

一般的には運用期間が長くなると、不確実な事が起こる確率が上がり、リスクは高くなります。

最近CREALは大型案件が多いですが、今回も募集額は9億1300万円と大型案件です。

今回は、ロータス平和島East/Westファンド（募集額：7億600万円）と同時刻募集となります。

応募額が多いことは、投資家にとっては先着順でも投資しやすいメリットがあります。

インカムゲインとキャピタルゲインの複合型ファンド

CREAL premier森下 プロジェクトはCREALでは多い、インカムゲインとキャピタルゲインを複合したファンドです。

想定利回りの4.2％の内訳は、インカムゲイン（家賃収入）相当が1.6％、キャピタルゲイン（売却による収益）相当が2.6％になっています。

運用期間は18か月と長期運用に分類されるため、リスクは若干あると思います。

キャピタルゲインの割合の方が多く、運用期間も長いため将来の不動産価格変動に連動するリスクがあるファンドという評価になります。

劣後出資もあるものの割合は5.0％と低め

劣後出資枠はあるものの、その割合は5.0％ほどと低くなっています。

運用による損失が発生した場合、5.0％までなら元本は守られますが、それ以上になると投資元本は棄損する可能性がありますので、注意が必要です。

元本償還には対象不動産の売却を行う必要があり、適切な価格および時期で売却ができることが重要となります。

万が一、売買が不成立となった場合は、新たな買主を見つける作業が必要で、不動産を売買するには手数料が3.3％ほどかかると思いますので、この手数料分で劣後のほとんどは無くなってしまうかもしれません。

最新設備の新築高級レジデンスも稼働率は低調

CREAL premier森下は、最新設備の充実した新築の高級レジデンスです。

投資家へ分配を行うためには、投資不動産の稼働率を高める必要ががありますが、2022年8月竣工以来、10月4日時点での申込ベースの稼働率は約46.6％となっており、早期のリースアップが必要な状況です。

仲介サイトでも多くの部屋が掲載されており、インカム割合が多いため、早急な入居者獲得活動を要します。