CREAL洗足池のファンド分析

ファンドの申込期間と募集方式

分配金シミュレーター

投資額を入力すると、「CREAL洗足池」の分配金のシミュレーション結果を表示します。

予定利回り：4.3％ 、 予定運用期間：18か月

調達実績

2023年3月13日に募集を開始した「CREAL洗足池」のファンドの調達実績です。

最低募集金額を上回る募集があり、ファンドは成立しました。

SBIホールディングスとの資本業務提携を発表、規模拡大のためオフィスを移転

クリアル株式会社は、2023年1月31日付けでSBIホールディングスとの資本業務提携を発表しました。

SBIHDとの資本提携による調達資金の使途としてその約47%を、物件の案件供給を加速するための運転資金（案件への劣後出資）として充てると発表がありました。

この資本業務提携によリCREALの信頼性とファンドの安全性がより高まったと評価します。

またクリアルは事業拡大のため、台東区東上野から港区新橋へオフィスを移転する模様です。

これもポジティブなニュースだと思います。

想定利回り4.3％はレジデンス案件としては平均的、運用期間は長期間

想定利回り4.3%はCREALのレジデンス案件としては平均的な利回りです。

運用期間は長期間に分類される18か月です。

一般的には運用期間が長くなると、不確実な事が起こる確率が上がり、リスクは高くなります。

最近CREALは大型案件が多いですが、今回も募集額は3億300万円と大型案件です。

応募額が多いことは投資家にとって、先着順でも投資がしやすいメリットがあります。

CREALの特徴でもあるインカムゲインとキャピタルゲインの複合型ファンド

今回のプロジェクトはCREALの特徴とも言える、インカムゲインとキャピタルゲインを複合したファンドです。

想定利回りの4.3％の内訳は、インカムゲイン（家賃収入）相当が2.2％、キャピタルゲイン（売却による収益）相当が2.1％になっています。

家賃収入だけを分配原資としていない点には注意が必要です。

キャピタル相当の部分は将来的な売却が想定通りいかなかった場合は受け取れない可能性があります。

大田区ほぼ新築物件、劣後出資割合は約5％、マスターリース契約あり

CREALによる劣後出資枠はあるものの、劣後出資割合は約5.0％ほどと低くなっています。

運用による損失が発生した場合、5.0％までなら元本は守られますが、それ以上になると投資元本は棄損する可能性がありますので、注意が必要です。

元本償還には対象不動産の売却を行う必要があり、適切な価格および時期で売却ができることが重要となります。

対象物件は生活利便性の高い「洗足池」エリアの築浅で、総戸数14戸の小規模マンションです。

部屋タイプは1K(19.05㎡×4戸、20.95㎡×2戸、24.76㎡×7戸)、1LDK（34.29㎡×1戸）なっています。

個人的には20㎡に満たない部屋があることはリスクだと思います。

安定的な配当を可能とするため、クリアルパートナーズ株式会社とマスターリース契約を締結しています。